水を温めるポット
2018 7/6 (金)

調乳はなぜ70℃以上のお湯じゃないとダメなの?

目次

赤ちゃんに飲ませるミルクを作るとき、
粉ミルクの缶を見ると、「70℃以上のお湯で溶かす」ように
記載されています。その後、人肌程度に冷ましてから
赤ちゃんに飲ませるのですが、この70℃以上というのには理由があります。

カササギ菌を殺菌する

粉ミルクは、製造過程で無菌にすることはできません。
また、ミルク缶を開封すると、空気中の細菌が混入して
しまうこともあります。特に心配なのは、
カササギ菌という広く空気中に存在する菌で、
過去に海外で集団感染があり、これが原因の髄膜炎による死亡例もあります。

この事件を受けて、WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)の
出したガイドラインが、「70℃以上」のお湯による調乳なのです。
ちなみに、日本では、粉ミルクによるカササギ菌の感染例はないようです。

カササギ菌は乾燥状態でも生存する

カササギ菌は、乾燥状態でも生存する細菌で、
一年以上生存したという例もあるようなので、
やはり調乳の際のお湯の温度は徹底することが大切です。

沸騰したばかりのお湯で調乳しても心配ない

粉ミルクの作り方では、70℃以上のお湯で調乳することが
推奨されていますが、70℃以上といっても、
何℃以下ならよいのかは気になるところです。

あまりに高温だと栄養素が壊れてしまうという説もあるようです。

加熱の影響を受けやすい栄養素はビタミンCなのですが、
これについてはある粉ミルクメーカーのホームページによると、
加熱の影響を考慮して製造されているとのことです。
沸騰したばかりのお湯で作っても、
栄養素が壊れて栄養不足になってしまうような心配はないそうです。
ただ、やけどには注意しましょう。

まとめ

粉ミルクを70℃以上のお湯で作るのには、
粉ミルクに混入することがあるカササギ菌を殺菌するためという
理由があるようです。海外では感染による死亡例もあるので、
調乳の際のお湯の温度には、十分に気をつけてください。